TOJ ツアー・オブ・ジャパン 2019 TVモト2
自転車レースのTOJ ツアー・オブ・ジャパンにTVモトで参加してきた模様をお伝えします。
今年のチーフコミッセールはオーストラリア人のルイーズジョーンズさん。女性です。レース前に様々な関係者から聞こえてくる話を総合しますと、昔はトラック競技のプロ選手、コミッセールになってからは手腕が買われている方、だとか。
TVモトチームは京都ステージから仕事が始まる為に、前日に会場入りすると、早速ルイーズさん率いるコミッセール団からメディアミーティングを開催するとの連絡が入りました。
"いい映像を撮って欲しい。大会のPRの為にあなたがたが居るのでぜひ頑張って欲しい。ですが、コミッセールの指示には従って下さい。ラジオツールでその際は伝えます。"
というお話。昨年も同様のミーティングがあり、同じような内容でした。
レースも中盤に差し掛かった飯田ステージの朝に前日に少し気になった事があったので、COM1のルイーズさんと一緒に乗っているラジオツールのイギリス人の元ロンドン市警、ロブに話を聞きに行きました。ロブと話していると、ルイーズがやってきて、
"あなたのTV2の動きはエクセレントね!"
と言うでは無いですか!これには驚きました。嬉しくて握手を求めてしまったほど(笑)。
初日のミーティングから、TVモトの動きに関しては良いのか悪いのか知る由もないまま来ていたので、思いもよらないルイーズさんのこの言葉は嬉しい限りでした。
ここ数年、フォトグラファーモトからTVモトのドライバーを務める機会が多く、実際にローカルレースや実業団レースでTVモトの位置取りを試行錯誤したり、UCIのガイドブックを見たり、それこそ、DAZNやJsports、YouTubeなどで、レース映像を見てTVモトの動きのルールや法則を学んでいたけれど、それは役に立っていたのだと実感。
TVモト2は常にCOM1(チーフコミッセール乗車)の目の前で位置し、撮影しているので、いつもチーフコミッセールの目にさらされている。余計に緊張を強いられる。見られているんですよね。これは実は相当なプレッシャー。
具体的に私がTV2位置でやっていることといえば、
・遅れの選手がTV2の後ろに着いた際はすかさず、右ウインカーを挙げて速度差があることをアピール。
・コースが左、右に曲がっていてもTV2の走路は必ず右車線をキープ。COM1の目の前に(いわゆるスクリーン)は絶対に入らない。チーフコミッセールが選手を監察しているので。
・チームカーが補給の選手などの対応で上がってきた時は選手を後ろに下げてチームカーが選手と並走できるように促してあげる。(すなわちTVモト2は少し前にあがる)
などなど。
自転車レースが近年盛んなオーストラリアの方という事で勝手にロードレース慣れしているのかも?と思ってしまう今回のルイーズさん、とても気さくな方でした。
今年は毎日毎日、ボトルとゴミのポイ捨てのペナルティを取りまくっていたルイーズさん。このあたりをみると厳しい方なのかもしれませんね。
レース的には最初と最後のステージで日本人が優勝するという嬉しい大会になりました。
なんと言っても多くの方にこの中継を見ていただけたようで、TVモト冥利に尽きます。
皆様ありがとうございました。
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