バイク乗りのライフシフト

Help solution for life and motorcycle

今思っていること・自己紹介のようなもの

先月、7年ほど勤めた会社を辞めました。

 

それまでなんとなく登録して、なんとなく更新を続けていたSNSで少し自分を出していってみようかな、と思いました。

会社員時代は実名や顔を出すということに躊躇があったということもあります。

 

なぜ急に自分発信をはじめたのか?

 

仕事を辞めることが決まり、生活や家族のこと、今後の自分の生活への不安と楽しみな気持ちが入りまじりつつ、いろいろと考えている時に、ブログ飯の染谷さんにお会いして色々お話を聞く機会がありました。

何も知らなかった僕には、こんな世界があるんだーと勉強になることがたくさんあり、染谷さんのお人柄も、一瞬で好きになりました。

 

染谷さんが言っていたことで、今の自分に一番に伝わってきたことは「自分発信」というキーワードでした。

 

そしてさらに染谷さんから知って、出会った記事がこちらです。

careersupli.jp

短パン社長、の言う、

 

”自分の情報を発していないのはこの世に存在しないのと一緒”

 

この一言が僕にはめちゃくちゃガツンと響きました。

 

もともと自己表現はしてみたい、という気持ちは不思議とありました。、ただ、なぜそう思うのかが、自分でも今までわかりませんでした。

 

でもこれを読んで、なるほど!と思ったわけです。

 

僕がこの世にいないことにされてしまったら、たまったものではないと。

 

また、染谷さんから言われたこんな言葉も後押ししてくれました。

「それほど人のことなんて、みんな気にしてませんから」

 

そう、僕は、されてもいない人の評価を気にして、

自分のことを伝えることを怖がっていたことに気づきました。

 

そして、自分のことをきちんと伝えてすらいないから伝わっていなかったのだ、と今ならわかりますが、それまでは「なんで誤解されるんだろう、、」と真剣に思ったりもしていました。

 

例えば良く人から言われるけれど、自分では全くピンとこないことにこんな事があります。

 

アウトドア派

・・・虫とか汗とかが苦手かも、、どちらかというとインドア派。ただ、田舎の農家育ちだったので、、外作業が子供のころから生活に密接にあったため、普通にはできてしまうことも多いのかも。

 

イケイケなタイプ

・・・もちろん飲み会とか楽しい席ではそういうこともありますが、本質的には地味なキャラだと自分では思う。

 

お金に余裕がある

・・・全くそんなこと無いのに、そういう風になぜだか言われる。「つらい」とか「がんばっている」とか、あまり言わないほうがいいのかなーと思っている部分があって、これが余裕に見えがちかも、と最近気づく。水面下ではけっこう必死で足かきしています。

 

自己紹介を書こうと思ったきっかけは?

 

と、まま色々ありますが

 

せっかくの出会いがあっても、短い一回の自己紹介で話せることは限られています。

 

僕はこれからは以前より自由な時間が増えましたし、

自分のできることを世の中に提供して、きちんとお金も稼いで

これからは生きていきたいと思っています。

まずは自分をふりかえって、自分自身をよく知るためにも、そしてよく知っていただくことで、何かこれからの楽しいきっかけになることを願って!

少し詳しい自己紹介を書いていきます。

 

長くなったので、今回はこの辺で。




 

ライダーさんのための有料サービス

みなさんこんにちは!

この度、僕のノウハウを注ぎ込んだ有料サービスを開始しました。

サービスは3つ(3つ目は準備中です)あります

バイクに関わりのない方で、僕と会いたい、話を聞きたい、何かアドバイスもらいたい、そんな方もぜひご利用くださいね。

バイクが軸ではありますが、人生の選択肢が広がって、あなたの生活に少しでもプラスになるようなお手伝いが出来たら、そんな嬉しいことはありません。

このブログのタイトルの

”バイク乗りのライフシフト

は、ワークシフトライフシフトという本を読んで感激を受け、そのままタイトルにしました。

バイク乗りはもちろんのこと、そうじゃないみなさんも、このサービスを使ってみなさんの何かが良い方向に進んだらいいし、嬉しい、と思っています。

 

 

 

1.バイクの悩み相談:30分2000円

LINEのビデオ通話でご相談に乗ります。

親しい人にはなかなか相談できない事や、お金を払ってきちんとプロに相談したい、という方はお気軽にご利用ください。

もちろん、バイクに興味があるんだけど、何をどうやって始めたらいいのかわからない、そんな方にも是非どうぞ。

 

お申し込みは下記のLINEからお願いします。

入金確認後にサービス開始となります。

下記リンクをクリックするか、添付のQRコードをスキャンしてください。 https://line.me/ti/p/2plkgicZSd
f:id:dansuzuki:20191101151759j:image 

2.実際にバイクを前にあーだこーだ&レッスン編:1時間6000円

ご自身のバイクでお店(茨城県つくば市のダンズテーブル)に来ていただき、 
レクチャーも交えながら"つかえる"バイクの動かし方、走り方、止め方、あおられない運転の仕方、などなどを、あーだこーだとお話ししながら、楽しく乗れるコツをお伝えします。

まずは、あなたの、ここがよくわからないんだよなぁ...を教えてください!

また、

お店の近辺にはバイクレンタル店もありますので、一緒にレンタル屋さんに行ってバイクをレンタル&手続きなどをお手伝いし、その後レッスンすることも可能です。

ご相談くださいね。

※SENA製のインカムで通話できます(レンタルも可能)

※遠方の場合は別途費用がかかりますが可能ですので、ご相談くださいね。

 

お申し込みは下記のLINEからお願いします。

入金確認後に都合の良いお日にちをお聞かせください。

下記リンクをクリックするか、添付のQRコードをスキャンしてください。 https://line.me/ti/p/2plkgicZSd
f:id:dansuzuki:20191101151759j:image 

3.一緒にツーリング編:1日20000円

 今後実施予定 

 

よろしければ参考までにYoutubeの動画もご覧ください。

youtu.be

 

バイクのユーザー車検にチャレンジしました(土浦陸運局で受験)その1

皆さんは、自分で所有する車やバイクを、自分一人で車検に通すことが出来ることを知っていますか?

 

自分一人で車やバイクを車検に出すことをユーザー車検と言うんですが、

車検は本来は、

 

自動車の使用者は、自動車検査証の有効期間の満了後も当該自動車を使用しようとするときは、当該自動車を提示して、国土交通大臣の行なう継続検査を受けなければならない

 

道路運送車両法で決められています。

 

 ですが、

 

多くの方が、車屋さん、ディーラーに持ち込んで、見積もりを取って車検を通すのが一般的だと思います。

 

費用は車だと、10万円、20万円、もっと支払う方もいます。100万円とかって方もたまに聞きます。え〜!いやホントに。

 

バイクだと5万円からあたりが最低の相場かなと思います。もちろんバイクも10万円を超える話もよく聞きます。ウンウン。あるある。外車はそーですよねー。

 

あ〜今年は車検だよ〜と嘆く声をよく聞きますし、車やバイクを所有すると必ずついて回る、あの、忌わしきイベント。ホントに。あーうー財布が痛い。

お金に羽が生えて飛んでいく日となります。

 

皆さんは、どうされていますか?車検。

 

 

でも、ユーザー車検でバイクを通せば、その費用は、

 

払う義務のある税金

 

少しの手間

 

半日足らずの時間

 

だけなので、安く済みます。

はい、

もう一度言いますよ〜!(笑)

安く済みます!

 

今回、自分のバイクをユーザー車検で通した流れをざっと紹介したいと思います。

(自分の備忘録としても書いてます)

 

結局いくらかかったの?

これを知りたい方が多いと思うので初めに言いますと、

新車で購入したバイクの車検(新車時は3年目が車検の年)代は

19,520円でした。

 

目次

 

 

1 事前にやっておくと楽なこと

車検は車検証に記載されている車検満了日の一ヶ月前から受験することができます。

あらかじめ、満了日を忘れないようにスマホカレンダーなどに書いておくと良いでしょう。

 

次に、

国土交通省のHPから車検の予約を取ります。

↓↓↓↓

検査予約システム-予約トップ

新規アカウントを取得します。車検会場はどこでも受験可能です。

会場選択、受験時間(午前2回、午後2回)を選択、車検証を見ながら自分のバイクの各種番号を予約サイトに記載して仮予約を取ります。

 

予約はキャンセルもできますので、早めに予約しておくことをオススメします!

五十日(ごとおび)や、年度末、大型連休前などは予約が取りづらいです。

聞いた話によると、車屋さんやバイク屋さんが、複数台の予約枠をあらかじめ確保しているとも

 

次に、

行きつけのバイク屋さん、もしくは加入している任意保険の保険会社に出向き、自賠責保険の加入をしておきます。

24ヶ月(次の車検までの2年間)で11520円に加入しました。

 

他にも12、13、 25、 36、 37ヶ月と契約期間によって保険料が違います。

長く支払う場合は割引率が上がっていくので安くなります。

なお、排気量によって金額は変わりません。

 

次に、

自分のバイクをチェック!

こんな項目をチェックしました。

  • オイル漏れ(検査官の前で漏れていなければOK)
  • ラジエター漏れ(検査官の前で漏れていないければOK)
  • 前後タイヤの減り具合(見た目で減ってる場合は事前にタイヤ交換)
  • 新車時から取り付けたパーツのチェック(特に高さ、幅が超えるものは純正に戻しておくと良いです)
  • ライトバルブを純正品に戻す(車検対応のライトならOK!)

2 当日車検場に行く前に行くところ

車検場の近くにはテスター屋さんと呼ばれる場所がありますので、そこで書類を作成をお願いするのと、これから受ける車検に自分のバイクが問題なくパス出来るかどうかを見てもらいます。

 

バイクの車検です、と言うと事務員さんがテキパキと指示してくれます。

”書類は作っとくので、テスターして来てね”、と言われてバイクに乗って反対側の倉庫に入ります。

 

倉庫の中のテスター屋さんの様子(お兄さんの指示で前のラインに入ります)

ここで自分のバイクで不安なことがあったらぜーんぶ聞いておきましょう!

民間の業者さんなので、丁寧に教えてくれます。

メインにやってもらうのはライトの光軸調整です。

 

今回はライトバルブがきちんとハマっていなかったことを指摘してもらいました。

”多分ハマってないから見てみるよ〜”とお兄さん。

本当に良かった〜。あのままだと車検は不合格でした。

学園テスターさん、本当にありがとうございました!

 

ここでの費用は、

テスター代1000円 

書類作成の代書代金3200円 

バイクの重量税3800円 (年式によって金額が変わります)

合計8000円です

 

そして、

 

いよいよ、次はお隣の土浦自動車検査事務所

略して

土浦陸運局にいきます。

長くなってきましたので、この続きはまた次回。

 

www.dansuzuki.tokyo

 

 

 

 

ダンの由来

僕は純粋な日本人ですが、

ぜひ、気軽にダン!と呼んでください。

 

その由来は、英単語のDawnから来ています。

ejje.weblio.jp

もう、20年近く前になりますが、アメリカに2年ほど住んでいました。

その時に、あまりにも僕の名前をアメリカ人が正確に呼んでくれないので、困りました。

もう全然ちがーう!その発音やめてー!と思う事、多すぎでした。

 

そこで、僕の名前の漢字名の意味を英語訳にしたらどうか?と思い付きました。

 

それが、この英単語の、

”Dawn"

です。

 

そこから

Wを抜いて、

”Dan"(ダン)

という訳です。

 

僕のこと、ダンって呼んでくれる?

OK!

ハイ!ダン!

 

と、すぐに望み通りの名前をアメリカ人に呼んでもらえました。

これ、かなり気持ちいいもんです。

 

東京2020オリンピックがあってたくさんの外国人が日本に来ます。

皆さんも自分だけのニックネームを作ってみるのはいかがですか?

英語圏だととっても大事なんです。言いやすい名前だとすぐに覚えてもらえます。

 

その際は、周りに外国人がいたら、このニックネームで問題ない?大丈夫?と聞いてみるといいです。

もしくは、ググってみてNGワードなどを確認してみてくださいねー。

 

 

 

 

バイク乗りのレインウエア選び、7つのポイント


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紫陽花(あじさい)がキレイです!

英語では、hydrangea、ハイドレンダ、と言うそうです。

 

今年は昨年と比べると梅雨らしい天候が続いています。

 

雨、嫌ですね。私も好きではありません。

でも、

ちゃんと、雨対策をして濡れないようにバイクに乗ると、そんなに嫌じゃなくなります。

 

バイク乗りの皆さんは、アイテムのひとつとして、レインウエアは持っていると思いますが、バイクはバイク専用のレインウエアがおすすめです。

 

何故なのか?

 

バイク用レインウエア購入の5つのポイント、をぜひ読んでみてください!

そして購入の参考にしていただけると嬉しいです。

 

普通のレインウエアと何が違うの?&失敗談

初めてバイクを買った時に、そうだ、カッパ必要じゃん!と思って、ホムセンでレインウエアを買いました。

そうしたら、

まず、真ん中のジッパーから雨が侵入....。

次に、

首回りから雨が冷たっ!って感じで侵入....。

そして、

ズボンの裾が全然足りなくて(バイクは膝を曲げてある一定時間乗るのでつんつるてんに)足首に雨が当たる....。

 

こりゃ、ダメじゃん!

となりました。

バイク用のレインウエアを探し求めて、20年以上ですが、僕なりのポイントは以下に続きます!どうぞ!

 耐水圧の数字の高いものを選ぶ

一言で言うと、どれぐらいの水の圧力に耐えられる防水なのか?です。

バイクは走行していると、風圧を受けます。

雨が降ると、風圧に水が加わり、猛スピードで雨がウエアを叩きつけます。

これにどれぐらい耐えられるか?というのがこの耐水圧となります。

数字が高ければ高いほど、耐水圧が高いということに。

私の着ているレインウエアは↓こちらですがもう5年も使っているので買い換えようかと考えてます。

あー次何買おう…

 

 

耐水圧は20,000mmです。

ちなみにゴアテックスは45,000mmだそうで、脅威の耐水圧ですね。

パンツの丈が長めのもの選ぶ

バイクに乗るとひざがまがるので、どうしてもパンツの裾が上がってきます。

なのでパンツの丈は日頃はいているズボンの丈よりも長いものを選んだ方が良いです。

え!こんなにツンツルテン?ってなります。

ちなみにワークマンのレインウエアのイージスは丈が+10センチ長いそうです。これ買ってみようかなーと悩んでますが、売り切れ続出なんですよね。

すごんですよ最近のワークマンは!

store.workman.co.jp

内側がメッシュ生地でないものを選ぶ

はい、これ結構だいじなんですよ。けっこー。

レインウエアを脱ぐときにメッシュ生地だと、中で着ているバイクウエアにメッシュ生地が引っかかってしまって、脱げなくなることがあります。

 

最近は3レイヤー構造と言って1枚の生地のみのレインウエアもあります。昔使ってて、良かったんですがお高めです…。

↓例えばこんなものです

https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/cat/01/item/90792R008W00

 

ゴアテックスもいいけど、過信はしない

万能なゴアテックスです! 耐水圧は45.000mmとか凄いですね。しかも透湿性もあるのでムレません。

このモンベルのとかは結構いいとたまにバイク仲間から聞きますが、ちと高い。

webshop.montbell.jp

でも、過去に使ったことがありますが、数年使って酷使すると、水が染みてきます。当然ですね。

永続的に使えるウエアはあたりまえですがないってことですね。

 人気なレインウエアは、早めに購入

日本人の平均的なサイズのMとかL、黒とかシルバーの人気なカラーは在庫がすぐなくなります。早めの購入を!


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雨の中高速道路で移動中の私

レインウエア専用の洗剤でたまに復活させる

↓これ、昨年、半信半疑で使ってみました。

が、

すごいです。

洗ったら、

肌触りが良くなって、完全に5年もののレインウエアが復活しました!  

なのでチョーオススメ製品です。

しかも、

この2本組がいいです。

1本目で洗う。

2本目で、生地コーティング。

マジおすすめです!

最低でもお値段7〜8,000円〜のがオススメ

お金がふんだんにあれば、何万円もするお高いレインウエアやゴアテックスを買うのがいちばんです。

 

なかなかそこまで買えないよ〜😢という方、私もそうです。

 

最低でも、

お値段が7〜8000円から上が、

まあまあいいんじゃないかな?

と思います。

1万円以上出したら結構いいの買えます。

 

ちなみに2,で書きましたワークマンのバイク用レインウエアは5800円です。安い! だから、人気なんですよね。

しかも耐水圧は15,000mm!となかなかのスペックです。

だから余計に人気で在庫が無い…。悲しい。

 

 

以上、長々と書きましたが、皆さんのレインウエア購入の参考になれば幸いです。

 

って書いてみたけれど、自分のレインウエアは何買おう…。

 

↓↓↓↓↓↓↓オススメはこれです↓

3レイヤー構造のヤマハのレインウエアは超気になってます!

www.ysgear.co.jp

もしくは、

またゴールドウインの同じカッパを買いそうです。(おめぇコレはメッシュ生地じゃねえかよっていうツッコミは置いといてください😂)

 ↓

www.goldwin.co.jp

↑↑↑↑↑↑↑↑

 

で、これを書いてから色々悩んだあげくに最近購入したのがこれです。

www.komine.ac

いいところ:生地に厚みがあって、走行中バタつかない 丈夫そう 当たり前ですが、雨漏れはない 安い コスパがいい

 

悪いところ:重い たたむと、以前使っていたゴールドウインのカッパの倍はある なのでパッキングが困る

 

ということで、なかなかこれだ!という感じにはなりませんが、今のところこれが僕にはベストバイです。

皆様のレインウエア購入の参考になれば幸いです。

 

お読み頂きありがとうございました!

 

こんなサービスもやってますのでぜひご利用ください!

↓ 

www.dansuzuki.tokyo

 

 

TVモトドライバー(主に集団後方のTV2向け)個人的まとめ[更新日20190703]

今回は少しお固めの記事になります。

はい、

マニアックすぎてチンプンカンプンで、ありえない文字の羅列で、ページ移動してしまう方が99.8%かと思います。

ほんとうにゴメンなさい。

 

でも!

この記事の需要は、わずか0.02%ぐらいの日本人の方には貴重な(自分で言うな)情報なのではないかと勝手に思います。

 

はい、

それを踏まえて、

読んでみたい方はぜひ、どうぞ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

TVモトドライバーは、後ろに乗るカメラマンと、映像を制作する会社と協力してよりよい映像を撮るために仕事をします。
同時に大会運営者、競技主管者と二人三脚の関係で進めます。
この記事は、日本国内でTVモトを運用するドライバー(これから担当になるドライバー)が安全で公平な競技をキープしながらも美しい絵を提供する仕事を成し遂げるために書いた参考資料です。私が国内UCIレースでTVモトドライバーを経験する中で気付いた点も含めてまとめました。修正点他についてご指摘等いただければ幸いです。

※特に位置取りが難しいTV2を中心にまとめました。

 

先ずはじめに

・カメラマンや制作会社とターゲットや撮りたい絵の打ち合わせを明確にしておきます
・ドライバーとカメラマンは円滑なコミュニケーションを取る為にインカムを備えておくとよいです
(有線が理想ですがBluetoothでOK)
(Bluetoothの場合はレース中の電池切れに注意 バッテリーを繋いでおくといいです)

・国内の中継では制作会社からの連絡線がIP無線になっている場合が多いのでイヤホンなどで聞きます

・競技系の無線はTVモトはラジオツール傍受のみ使用可です  発信はできません
・審判団の範疇からTVモトは外れます

・COM1,2,3 誰がどの集団を管理するコミッセールなのかを確認します  チーフコミッセールとはできればレース前に二三挨拶を含めてTVモトの位置取りについて話をしておくとよいです

・レース展開を常に予想して走ります

・コース図を見ながら併走撮影が可能な道路幅を事前に見据えておきます

スマホGoogleマップやモトのナビにコース図を入れておくとよいです

・TVモトで使用するモトはタンデムステップの幅広化、高さが低いトップケースに換装しておくと、カメラマンの撮影自由度が上がるので良いです(このカスタムはお金がかかるので徐々にやっていくのがいいかもしれません)

 

レーススタート〜レースの最中
・スタートは選手のすぐ後ろ、COM1の右前に位置します

・TVモト2の定位置はCOM1の右前です(その国の反対走行車線がその位置です) COMカーの作るスクリーンには入っているものの、やむを得ない場合を除いてはCOMカーの目の前に入らない位置取りをしましょう
・号砲後、パレード区間の様子をプロトン後ろから撮影
・リアルスタート後はラジオツールをよく聞き、逃げが出ているかどうかをチェックします
・ドライバーも後ろから見える範囲でプロトン前方の状況を把握します

・逃げが形成され、30秒ほどになってきたら(タイムギャップが広がってきている様子があれば)、プロトン前方に移動する準備に入ります

・ホーンをピッピッピッとリズムよく鳴らし選手に注意喚起をして、無理をせず前方まで出る 自分の走路を確保出来ず、前をこじ開けられないようならば、とどまることも忘れずに  ホーンを嫌がる選手もいます

・選手との速度差は10km以下がよいです  一気に抜く必要はありません  選手を抜いていく際にカメラマンが撮影している場合もあります カメラマンとコミュニケーションを取って走ります

・走路を確保できず全包囲を選手に囲まれる、という状況もあります 驚かず冷静に速度を変えず選手と一緒に走って次の走路確保を待ちましょう

・TVモトは決してレース中はカメラマンを降ろした状態で車列、プロトンを抜かないようにしましょう
・後ろ向きで座って撮影はしないようにしましょう(特にUCIレースでは禁止事項となっていますので)

プロトンが逃げを容認している場合は1例棒状であっても近くに寄って撮影できますが、展開次第ですのでレース状況をよく見て撮影してください

プロトン前方で撮影中にアタックがかかって選手がTVモトの後ろに迫ってきたら前には逃げないようにしましょう ただし、後ろに逃げられる隙間がある場合、 集団からブリッジかかっていなく、逃げを容認した場合のみです レース状況をよく見て撮影しましょう

・アクセル開度は一定 撮影中アクセルを動かす時はミリ単位で  アクセルやブレーキ操作によるモトの細かい前後移動(ヘルメットが前後に動いてしまうモトの動き) やマンホールや道路の段差による突き上げは撮影中のカメラのブレの原因になるので走路は選んで走りましょう
平らなラインを常に選ぶこと  スムースな運転が望ましいです

・逃げとプロトンの間がせまってきている状況を常に気を使います 30秒だから大丈夫、ではなく、45,40,30秒となってきていればタイム差が縮まって来ていると判断して、プロトンの後ろに下がる用意をしましょう
・右側に停車してプロトンを見送り、ふたたびプロトン後方からの撮影に戻ります その際に停車する場所がない場合はゆっくりと右ウインカーあげて後ろに下がります これも速度差わずかで下がりましょう

・レース中やむを得ず停車する場所は、なるべく右側がよいです  なぜなら車列に復帰する場合、左側に停車するとCOMカーやチームカーの車両の隙間が少なく、復帰しにくいです  そして 自分がその隙間に入ったことによって他の車両にブレーキを踏ませてしまう恐れがあります

プロトン後方では手を挙げた選手(チームカーと話をする、補給、脱いだウエアを渡す、メカトラ、落車による怪我の治療など)が下がってくることがあります
チームカーやドクターカーがCOM1の前に上がってくる
ラジオツールをよく聞いておくと状況がより理解出来ます
チームカーが上がってきたら選手を下げてあげてプロトンの後ろギリギリまで上がります  チームカーと選手を近付けさせてあげること  TVモトが彼等の邪魔にならないようにしましょう

・併走撮影はウインカーを挙げて速度差がついていることをコミッセールにアピールしましょう

・横風が吹いている時は風上に位置して併走しないようにしましょう
風下ならば良いかといえば、風を受けてコースぎりぎりに選手は寄って走るので撮影する走路が奪われて危険になります  風が吹いているときはなるべ併走を避けるのがよいでしょう

・チームカーからの補給シーンや監督と選手の会話のシーンは映像的には重要なのでそのやりとり撮影ができる位置取りをしましょう
・BBモトが選手に見せているボードを邪魔しないようにしましょう  同時にBBモトとはスタート前にコミュニケーションを取ってどちら側から見せるのか、TVモトはどちら側がいると都合が良いのかを確認しておくとよいです

 

 

登坂では(KOM手前)
プロトンから遅れていく選手が出てきます
COM1はプロトンに付いて前に上がりたい事があるので
TV2はCOM1が前に上がりたいのを把握して先に前に上がります  遅れた選手がプロトン復帰できないようなら状況を見て早めに上がる あくまでもプロトンについていくようにしましょう
例外としては、注目選手が遅れた場合、そこについていくこともある 事前にカメラマンや制作会社とのコミュニケーションを取っておくと良いです
COM1より後ろにはなるべく下がらないように位置をキープしましょう

 

登坂後では(KOM後)
後ろからプロトンに戻りたい選手がいるので後方に最大の注意を払いましょう
ミラーでよく確認します

TVモトの後ろに選手が着いた場合は右ウインカーをあげて、着かれていない、後ろはしっかりと見ている、ということをCOMカーにアピールしましょう

 

レース終盤〜ゴール

ゴールが近づいてきたら、COM1の位置を見ながら判断します  デビエーション手前ではCOM1の後ろに位置し、デビエーションへ入ります
基本的にはゴール間近はTV1とゴール付近の固定カメラ映像が主になるので、TV2は待機と考えます (例えばゴール手前で起きた落車の撮影などにそなえる)

例外を除いてはTVモトはフィニッシュラインを超えることはできません  かならずデビエーションに入りましょう (どうしてもフィニッシュラインをきる必要がある場合はチーフコミッセールとレース前にお話しして、解決しておきましょう)

 

重要な数字

⬇下記のUCI資料に明記されています

選手の前15〜20mをキープ 10車進は開けましょう
選手の斜め45° 選手との走行ラインを外します
選手の2m以内は近づかないようにましょう

 


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世界的に活躍しているTVモトドライバーのオランダ人のウィリーさん 

※資料

YouTube モトが選手に与える影響
https://youtu.be/5Fi_8WJgRSc


YouTube ジロ・デ・イタリアTVモト TTの走り方等
https://youtu.be/8IBJ8R6zzzM
https://youtu.be/NyqgYxYThVA

 

UCI 参考資料
TVプロダクションガイド
レースコンボイの為のガイドライン
https://www.uci.org/inside-uci/publications

 

(尚、この記事を書く際に、国際コミッセール藤森さんの[プレスモト ドライバー注意事項PDF]を参考にさせて頂きました。ありがとうございました。)

TOJ ツアー・オブ・ジャパン 2019 TVモト2

自転車レースのTOJ ツアー・オブ・ジャパンにTVモトで参加してきた模様をお伝えします。

 

今年のチーフコミッセールはオーストラリア人のルイーズジョーンズさん。女性です。レース前に様々な関係者から聞こえてくる話を総合しますと、昔はトラック競技のプロ選手、コミッセールになってからは手腕が買われている方、だとか。

 

TVモトチームは京都ステージから仕事が始まる為に、前日に会場入りすると、早速ルイーズさん率いるコミッセール団からメディアミーティングを開催するとの連絡が入りました。

 

"いい映像を撮って欲しい。大会のPRの為にあなたがたが居るのでぜひ頑張って欲しい。ですが、コミッセールの指示には従って下さい。ラジオツールでその際は伝えます。"

 

というお話。昨年も同様のミーティングがあり、同じような内容でした。

 

レースも中盤に差し掛かった飯田ステージの朝に前日に少し気になった事があったので、COM1のルイーズさんと一緒に乗っているラジオツールのイギリス人の元ロンドン市警、ロブに話を聞きに行きました。ロブと話していると、ルイーズがやってきて、

"あなたのTV2の動きはエクセレントね!"

と言うでは無いですか!これには驚きました。嬉しくて握手を求めてしまったほど(笑)。

 

初日のミーティングから、TVモトの動きに関しては良いのか悪いのか知る由もないまま来ていたので、思いもよらないルイーズさんのこの言葉は嬉しい限りでした。

 

ここ数年、フォトグラファーモトからTVモトのドライバーを務める機会が多く、実際にローカルレースや実業団レースでTVモトの位置取りを試行錯誤したり、UCIのガイドブックを見たり、それこそ、DAZNやJsports、YouTubeなどで、レース映像を見てTVモトの動きのルールや法則を学んでいたけれど、それは役に立っていたのだと実感。

 

TVモト2は常にCOM1(チーフコミッセール乗車)の目の前で位置し、撮影しているので、いつもチーフコミッセールの目にさらされている。余計に緊張を強いられる。見られているんですよね。これは実は相当なプレッシャー。

 

具体的に私がTV2位置でやっていることといえば、

・遅れの選手がTV2の後ろに着いた際はすかさず、右ウインカーを挙げて速度差があることをアピール。

・コースが左、右に曲がっていてもTV2の走路は必ず右車線をキープ。COM1の目の前に(いわゆるスクリーン)は絶対に入らない。チーフコミッセールが選手を監察しているので。

・チームカーが補給の選手などの対応で上がってきた時は選手を後ろに下げてチームカーが選手と並走できるように促してあげる。(すなわちTVモト2は少し前にあがる)

などなど。

 

自転車レースが近年盛んなオーストラリアの方という事で勝手にロードレース慣れしているのかも?と思ってしまう今回のルイーズさん、とても気さくな方でした。

 

今年は毎日毎日、ボトルとゴミのポイ捨てのペナルティを取りまくっていたルイーズさん。このあたりをみると厳しい方なのかもしれませんね。

 

レース的には最初と最後のステージで日本人が優勝するという嬉しい大会になりました。

 

なんと言っても多くの方にこの中継を見ていただけたようで、TVモト冥利に尽きます。

皆様ありがとうございました。


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⬆写真は👇🏻

Takeo (@takeoekuni)さんをチェックしよう https://twitter.com/takeoekuni?s=09

 

メディアバイク運用の為のカスタム [タンデムステップ編]

バイクのタンデムステップを純正タイプから幅広のタイプに取り替えました。

なぜ、幅広にしたのかといえば、自転車レース中にカメラマンさんが立って撮影をするためです。

自転車レースの本場欧州ではこのカスタムはもはやデフォルト中のデフォルトで、これをしないとカメラバイクとしては成立しないほど。


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こちらはツール・ド・フランスにならんで有名な自転車レースのひとつ、ジロ・デ・イタリアのTVモトです。イタリア国営放送のRAI。お馴染みのBMWのK100LTです。比較的大きなステップをつけています。


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こちらは、ツアーオブカリフォルニアのTVモト。TVmotos Internationalという撮影会社がアメリカ大手TV局のNBCの仕事をしています。

モトはBMWのR1200GSを使用してます。

 

幅広にするにあたり、

実はワンオフ(特注)で制作してもらおうかとも考えてバイクのカスタムを行っている国内のショップ数箇所に見積を取りました。

 

 

そのお値段ジュウマンエン!!

 

はい、ビックリです。

もちろんメリットもあるのでしょうが、それは高すぎるということで、実はそれから数年国内外のステップを探していました。

自分でもこの執念はすごいと言わざるを得ませんが、そして最後にたどり着いたのがこちらの製品でした。

 

H a.c.products

http://www.saku-corp.jp/hac/footboards.html

 

ということで、早速、交換。

サクコーポレーションの谷口さんという方に尽力頂きました。メールのやり取り20回以上、この製品の本社オランダまで連絡頂いて採寸測ってもらって、本当にありがとうございました。

 

こちら


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ボール固定式と呼ばれるタイプがこのXT1200zに適合。

既製品のように見えるこのステップですが、実はフロント用アダプターにリア用ボードを組合わせた特注カスタム品です。

 

車種によって受けの部分が違いますので、このカスタムが全てのバイクに適合するかどうかはわかりません。

ぜひ、お問い合わせしていただくことをオススメします。

ちなみに、今回かかった費用は25000円ほどです。

 

※注意 実はおもてむきこのような製品がオークションなどで売られていますが、強度が全く足りないといわざるをえないものが多数あります。裏を見ると補強無しで、ステンレスの板1枚とかいう状態。さすがにこれは危険ですのでご注意ください。

 

これでフォトグラファーやビデオグラファーに心置き無く立って撮影してもらえます!

お仕事のご連絡お待ちしております!